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交通まちづくりと交通シミュレーションの技術をご紹介します

効果的な活用例Examples

7.関係機関の協議ツールとして

コミュニケーションツールとしての有効性

  • 施設に変更を加える場合、整備や管理の主体が異なると、関係者間で協議が必要になります。道路の場合には、道路相互の交差や立体交差(踏切の除却)、工事規制などが主なものです。
  • 協議では、関係者間で評価尺度が微妙に異なる場合があります。例えば、同じ需給バランスをみる場合でも、日単位か、時間単位か、信号サイクル単位かによって評価は異なります。また、場合によっては解析的な手法では難しい細部の現象のチェックを求められる場合もあります。
  • そのような場合、細部の現象を含めた再現能力に優れた交通シミュレーションは、あたかも共通言語のようなコミュニケーションツールとして力を発揮します。
  • 下図の交差点協議の事例で説明します。

交差点協議における活用例

  • この事例は、新設の市道が国道と新たに交差した事例です。協議は、市と交通管理者との協議、市と国道管理者との協議の2段階で行われました。
  • ここでは、このうち、前者の市と交通管理者の協議を事例に、交通シミュレーションの活用方法について紹介します。
  • この協議では、画面横方向に延びる国道の右方向からの右折の処理が問題になりました。現状でも、左方向から来る対向直進車が多いため、青信号で滞留した右折車両が右折レーンから溢れて直進車の通行を阻害し、渋滞が発生しています。新設道路に青信号を割り振ると、その分既設道路の青信号を短縮する必要がありますが、短縮できる余裕は限られています。既設道路の渋滞を悪化させることなく、右折に伴う渋滞を解消することが、交通管理者から求められました。
  • そこで、交通シミュレーションを適用することにし、まず、問題の現象が交通シミュレーションで分析できるか否かの検証に取り組みました。検証のために、交通量調査に合わせて、ビデオ撮影で右折車両の動きを記録しました。記録から、右折台数を読み取り、交通シミュレーションによる再現結果との比較を通じて、交通シミュレーションの再現性を検証しました。協議の場でも、ビデオ映像と交通シミュレーションの動画を比べて見てもらい、納得を得ました。
  • その後、新設道路を追加したケースでシミュレーションを行い、信号だけでは調整できないことをアニメーションで確認し、右折レーンの延伸と組み合わせて右折現示を延長すれば処理可能との結論を得ました。
  • 現況再現でも予測シミュレーションでも、協議の場では右折車両と滞留台数に注目が集まりました。VISITOKの録画再生機能を使えば、リクエストに従って早送りや巻き戻しすれば素早く場面の選択ができます。また、コマ送りすれば、右折車両や滞留台数をその場でカウントして確認してもらうこともできます。交通シミュレーションの持つ再現・予測能力に加えて、こうした結果確認の容易さやわかり易さも、協議がスムーズに運んだ要因だと思います。

交通シミュレーショ適用のススメ

  • 交通シミュレーションは、複雑な車両の挙動の他、信号や右折レーンなどの要素も反映して、交通通現象を再現し、予測することができます。
  • こうした能力は、評価の尺度が異なる関係者が協議する場で、共通のコミュニケーションツールとして威力を発揮します。
  • また、交通シミュレーションが備える録画再生機能を使えば、結果に対する理解や納得が得やすく、プレゼンテーションツールとしても威力を発揮します。      
         
         



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