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交通まちづくりと交通シミュレーションの技術をご紹介します

再現可能な交通現象の例Examples

5.渋滞のネットワークへの伝播

  • 道路が高密度に配置されている大都市では、ひとつの交差点で起こった渋滞が、上流に次々伝播し広いエリアの渋滞に発展することがあります。
  • これに対して、まず、渋滞メカニズム始動のきっかけを作った交差点を特定し、対策を施す必要があります。
  • 今回は、交通シミュレーションを使って、渋滞がネットワークに伝播していく様子を再現し、原因を特定し対策の立案へ結びつけていく手順について紹介します。

    対象ネットワーク
     

    渋滞のネットワークへの伝播メカニズムの再現

    • 下の動画は、交通シミュレーションを使って、渋滞発生前の交通流を再現したものです。
    • 車両の流れはスムーズで、渋滞車列も生じていません。

       渋滞発生前
      ↑画像をクリックすると動画が見れます。
    • 次は、下の動画です。交通量が増えると、交差点間隔の短い画面中央で、交差点間一杯に車が滞留するようになります。
    • そのため、左折で流入することができなくなった細街路では、青信号になっても発進できない車が滞留して渋滞が発生します。
    • 一方、画面右から左への車の流れは、赤信号の間は交差点間に滞留する場合がありますが、それも次の青信号の間には解消します。

       交差点間隔の短い箇所を中心に細街路の渋滞が発生
      ↑画像をクリックすると動画が見れます。
    • さらに交通量が増えると、下の動画のようになります。画面右から左へ流れる車の滞留が、やがて画面右の幹線道路との交差点付近まで延伸します。
    • その結果、幹線道路から左折して流入する車の流れが阻まれ、渋滞が発生します。ただし、右から左に流れる直進車には、渋滞は生じていません。

       渋滞が幹線道路相互の交差点に延伸
      ↑画像をクリックすると動画が見れます。
    • やがて、右から左に流れる直進車も、交差点をまたいでつながり大渋滞に発展します。下の動画をご覧ください。      

       大渋滞に発展
      ↑画像をクリックすると動画が見れます。

      渋滞原因の特定

      • 事例のケースでは、細街路との複数の交差点で発生した超過需要が少しずつ積み重なってできた先詰まりが原因と考えられます。
      • この様に、渋滞が伝播しやすい都市内のネットワークでは、複数箇所の絡む先詰まりが渋滞の原因となっている場合が多いようです。
      • こんな場合、渋滞原因を特定するには交通現象を俯瞰し観察することが有効です。渋滞対策の検討では、まず、交通シミュレーションを使って、渋滞の形成過程を忠実に再現することをお薦めします。


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